古民家再生

苔泉亭(旧塚越邸)は諏訪大社下社秋宮の参道に立地しています。
諏訪大社は全国の諏訪神社の総本社で、分社は1万を超えるともいわれています。末社の数の多さでいうと全国1位は稲荷神社3万社、2位は八幡神社2万5000社、そして3位が諏訪神社だそうです。また、しめ縄の長さは出雲大社系のものでは日本一といわれ、青銅の狛犬も日本一の大きさを誇っています。
歴史は古く、記述は古事記や日本書紀にも出てくるようです。
鎌倉時代以降は武士の守護神として広く尊崇され、武田信玄や征夷大将軍の坂上田村麻呂が戦勝祈願を行ったともいわれます。
秋宮の建築に大きく貢献したのが立川流の棟梁たちです。苔泉亭内には3つの立川流の欄間があります。

苔泉亭庭イメージ

諏訪大社下社秋宮は中山道と甲州街道の交わる非常に重要な位置に立地しており、そのため下諏訪町は江戸時代に宿場町として栄えていました。
人々は江戸と京を行き来する際、東海道を使うか中山道を使うか甲州街道+中山道を使うかのルートをとっていました。
きっと、秋宮の前で「さて今回はどっちの街道から江戸に帰ろうかな」なんて悩んでいた人もいたかもしれません。

庭園イメージ

そんな諏訪大社秋宮参道に立地した“旧塚越邸”は 江戸時代は呉服屋、昭和は郵便局、近世は医院として時代とともに変化を遂げました。しかし、時代と共にやはり耐久性などの問題も生じしばらくの間人の住まない建物になりました。

2007年に地域の歴史文化再生をコンセプトに手を加えられ“旧塚越邸”は”苔泉亭”として現在の姿になり、新しい門出を迎えました。
亭内の端々に感じられる時代の流れをどうぞごゆっくりお楽しみください。

庭イメージ
庭園

長い間人の手が入らなかった庭には、杏子の樹や杉がとても大きく育っていました。
全国に渡って活躍されている庭師小口基實さんにより、新たな息吹が宿りました。四季折々の変化をお楽しみ下さい。

茶室お手前イメージ
欄間

入り口から入ってすぐのお茶室にある「富士山と松」の欄間は、諏訪大社や各地の社寺建築・彫刻を手掛けた立川一門の流れをくむ、女性としては珍しい立川三代目湘蘭の作品です。

富士山と松の欄間

床の間の脇にある書院欄間は、諏訪大社や各地の社寺建築・彫刻を手掛けた立川流の棟梁、立木種清(立木音四郎)の作品です。 竹林をあるく虎の毛並みは、思わず見とれてしまうほど繊細さと力強さを感じます。

書院欄間虎アップ
茶室

苔泉亭の入り口にあるお茶室からは、苔泉亭の中庭を眺めることができます。四季折々の景色を、お座敷からごゆっくりお楽しみください。

※お茶会をご希望の方はお気軽にご連絡ください。
TEL: (0266)27-8861

茶室お手前イメージ
ギャラリー

「ギャラリー下諏訪」は、庭園に並ぶ廊下にあり、 地元で活躍されている方々の作品を展示しております。 その他、地元で活躍されている油絵画家黒田良夫さんの作品を展示した黒田良夫文庫、 元下諏訪町長高橋文利さんを偲んで設置された高橋文利記念コーナーなどがあります。

※ギャラリー展示をご希望の方はお気軽にご連絡ください。
TEL: (0266)27-8861

ギャラリーイメージ